じんぱい【塵肺】 空気中に粉(ふん)じんが多い工場などではたらく人に多くみられる肺疾患(はいしっかん)。肺(はい)の気管支(きかんし)の先のほうや肺胞(はいほう)に粉(ふん)じんがたまって呼吸(こきゅう)がさまたげられ,せきやたんが多くなり,心臓(しんぞう)も弱って衰弱(すいじゃく)する。じん肺症(ぱいしょう)ともいい,職業(しょくぎょう)病の一種(いっしゅ)である。粉(ふん)じんの種類(しゅるい)により,けい肺(はい)・石粉肺(せきふんはい)・鉄粉肺(てっぷんはい)などがある。じん肺法(ぱいほう)という法律(ほうりつ)によって,じん肺症(ぱいしょう)の予防(よぼう)・発見・治療(ちりょう)が定められている。