しんらくのうむら【新酪農村】 1973(昭和48)年から,北海道(ほっかいどう)の根釧(こんせん)台地に建設(けんせつ)された国営(こくえい)の大規模(きぼ)な酪農(らくのう)村。根室(ねむろ)市・別海(べつかい)町・中標津(なかしべつ)町にまたがっていて,1戸あたり経営規模(けいえいきぼ)は農地50ha,乳牛(にゅうぎゅう)70頭で,牧草(ぼくそう)や飼料(しりょう)作物が栽培(さいばい)されている。広大な牧草(ぼくそう)地や大型(おおがた)サイロをもち,作業は機械(きかい)化されている。コーチ パイロットファームより,さらに経営規模(けいえいきぼ)を拡大(かくだい)するために建設(けんせつ)されたが,牛乳(ぎゅうにゅう)の価格(かかく)がやすく,借入(かりいれ)金の返済(へんさい)もたいへんで,農家の経営(けいえい)は苦しい。