すいぎんきあつけい【水銀気圧計】 水銀柱の高さによって気圧(きあつ)をはかる器具(きぐ)。1mくらいのガラス管(かん)に水銀を満(み)たし,開いた口を指でおさえ,これを水銀槽(そう)の中にさかさに立てると,水銀はいくらか下がり,管(かん)の上部は真空となり,ちょうど大気の重さ,すなわち気圧(きあつ)とつりあった位置(いち)で止まる。このときの水銀柱の高さによって気圧(きあつ)が知れる。この原理を利用(りよう)して,もち運ぶことができるようにした気圧(きあつ)計が,フォルタン型(がた)水銀気圧(きあつ)計で,気圧観測(きあつかんそく)用として広く用いられる。◇水銀柱は中央部が凸面(とつめん)にもりあがるので,凸面(とつめん)の示(しめ)す目もりを読む。