**すいさんかナトリウム【水酸化ナトリウム】 化学式 NaOH カ性(せい)ソーダともいう。塩化(えんか)ナトリウム水溶液(すいようえき)の電解法(でんかいほう),または炭酸(たんさん)ナトリウム水溶液(すいようえき)のカ性(せい)化法(ほう)によって得(え)られる。白色の固体(こたい)。潮解(ちょうかい)性(せい)で水にとけやすく,そのとき多量(たりょう)の熱(ねつ)を発生し,水溶液(すいようえき)は強いアルカリ性(せい)を示(しめ)す。空気中で水分および二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)し,炭酸塩(たんさんえん)を生ずる。パルプ・紙・せっけん・アルミニウムの製造(せいぞう),分析試薬(ぶんせきしやく)・乾燥剤(かんそうざい)・二酸化炭素(にさんかたんそ)の吸収剤(きゅうしゅうざい)など,化学工業全般(ぜんぱん)にわたって用いられる。コーチ 劇薬(げきやく)。皮膚(ひふ)にふれたときは,5〜10%の硫酸(りゅうさん)マグネシウム溶液(ようえき)で洗浄(せんじょう)する。