縦横9×9マス,さらにそれを3×3マスの9ブロックに区切ったマス目の,縦,横,ブロックにそれぞれ1から9までの数字を矛盾なく当てはめていく数字パズル。1979年にアメリカで「ナンバープレース」として考案される。1984(昭和59)年,日本のパズル制作会社のニコリが「数字は独身にかぎる」という意味で「数独」と名づけ,広く紹介した。「数独」はニコリの登録商標で,ニコリ制作以外の類似のパズルは「ナンバープレース」「ナンバークロスワード」などとよばれている。2005年からは逆輸出のかたちで世界各国でも人気を集めている。最近では中学校・高等学校の授業にもとりいれられており,平成24年度採用の高等学校の数学の教科書にも数学活用のテーマで掲載されている。