すがわらのたかすえのむすめ【菅原孝標女】 (1008〜?)平安時代中期の作家。父の孝標(たかすえ)は菅原道真(すがわらのみちざね)の子孫(しそん)。10歳(さい)で父について上総(かずさ)国(今の千葉(ちば)県)に下り,都へ帰ってから宮中に仕えた。40歳(さい)近くで橘俊通(たちばなのとしみち)と結婚(けっこん)したが,結婚(けっこん)生活はうまくいかず,そのわびしい晩年(ばんねん)を『更級日記(さらしなにっき)』にえがいた。『浜松中納言物語(はままつちゅうなごんものがたり)』『夜半(よわ)の寝覚(ねざめ)』の作者ともいわれている。