スゲ【〈菅〉】 被子植物(ひししょくぶつ) イネ目(もく) カヤツリグサ科(か) スゲ属(ぞく)の植物(しょくぶつ)の総称(そうしょう)。昔はみのやかさ(雨具の一種(いっしゅ))をつくるのに用いたカサスゲを単(たん)にスゲといったが,現在(げんざい)ではスゲ属(ぞく)植物全体をさす。多年草。多くは雌雄同株(しゆうどうしゅ)で,雄花(おばな)の穂(ほ)と雌花(めばな)の穂(ほ)が別々(べつべつ)にできるものが多い。世界に約(やく)2000種(しゅ),そのうち日本に約(やく)200種(しゅ)が自生する。