*すずきみえきち【鈴木三重吉】 (1882〜1936)明治(めいじ)時代から昭和時代にかけての小説(しょうせつ)家・童話作家。広島(ひろしま)市に生まれる。夏目漱石(なつめそうせき)の門下。1906(明治(めいじ)39)年に『千鳥(ちどり)』で文壇(ぶんだん)にデビュー,代表作『桑(くわ)の実』まで小説(しょうせつ)を書いたが,処女(しょじょ)童話集『湖水の女』刊行(かんこう)後は児童(じどう)文学に転じ,1918(大正7)年に児童雑誌(じどうざっし)『赤い鳥』を創刊(そうかん)。大正時代における児童芸術(じどうげいじゅつ)運動の推進(すいしん)者となった。