スターリンひはん【スターリン批判】 スターリンが行った独裁(どくさい)・個人崇拝(こじんすうはい)・残(ざん)ぎゃくな粛清(しゅくせい)などに対する批判(ひはん)。1956年のソ連(れん)共産党(きょうさんとう)大会でのフルシチョフの秘密報告(ひみつほうこく)に始まる。スターリンはそれまでは偉大(いだい)な指導(しどう)者とされていたので,世界の共産主義(きょうさんしゅぎ)運動に衝撃(しょうげき)をあたえ,中ソ対立の原因(げんいん)となった。この批判(ひはん)はペレストロイカの過程(かてい)で深められ,ソ連(れん)の国の制度(せいど)そのものの否定(ひてい)にいたる。