スモモ【〈李〉】 栽培(さいばい)される落葉高木の果樹(かじゅ)。ニホンスモモ・セイヨウスモモの2種(しゅ)が重要(じゅうよう)である。スモモは日本でも栽培(さいばい)の歴史(れきし)の古い果樹(かじゅ)の1つで,『古事記(こじき)』や『万葉集(まんようしゅう)』などにもその名が見える。北は北海道の道南地方から,南は九州の南部まで広くニホンスモモが栽培(さいばい)されているが,なかでも現在(げんざい)の主要生産(しゅようせいさん)県は福島(ふくしま)・山梨(やまなし)・和歌山(わかやま)・鹿児島(かごしま)などである。(被子植物(ひししょくぶつ) バラ目(もく) バラ科(か))コーチ セイヨウスモモはプラムまたはプルーンといわれ,アメリカ合衆国(がっしゅうこく)からの乾果(かんか)の輸入(ゆにゅう)が多いが,近年は日本でも栽培(さいばい)される。