スモンそしょう【スモン訴訟】 代表的(だいひょうてき)な薬害訴訟(やくがいそしょう)の1つ。全国に1万人以上(いじょう)いると推定(すいてい)されているスモン病(亜急性脊髄視神経末梢神経症(あきゅうせいせきずいししんけいまっしょうしんけいしょう))の患者(かんじゃ)のうち約(やく)半数が,整腸剤(せいちょうざい)キノホルムがスモン病の原因(げんいん)であるとして国や製薬(せいやく)会社を相手におこした訴訟(そしょう)。1978(昭和53)年に金沢(かなざわ)地方裁判所(さいばんしょ)で原告(げんこく)勝訴(しょうそ)の判決(はんけつ)がおりたのをはじめ,各地(かくち)の地方裁判所(さいばんしょ)で原告勝訴(げんこくしょうそ)の判決(はんけつ)を下した。