旧チェコスロバキアの東半分をしめる国。政体は共和政で,元首は大統領。首都ブラチスラバ。10世紀以来,ハンガリーの一部とされたが,1918年チェコスロバキアの一部として独立。1939年ドイツの保護国となり,第二次世界大戦後はふたたびチェコと統合したが,チェコとくらべ工業化がおくれ,政治的・経済的不満があった。東ヨーロッパの民主化の進展によって,スロバキア人の民族主義が高まり,1993年1月1日連邦から分かれて独立。主産業は農業だが,近年では機械工業の割合が増えてきている。地下資源は鉄鉱石などがあるが,経済的にめぐまれていない。2004年,EU(ヨーロッパ連合)加盟。面積:4.9万km2,人口:546万。
〔国名の由来〕
語の意味は「スラブ
民族の地」。6
世紀にこの地に
移り住んだスロバキア人の名にちなむ。
〔国旗の由来〕
白・青・赤でスロバキア人が西スラブ族であることを表している。国章は,
複十字とカルパティア
山脈を
図案化したもの。