イタリア・クロアチア・ハンガリー・オーストリアと接する国。政体は共和政で,元首は大統領。首都リュブリャナ。西部は東アルプスの一部で,国土の半分は山岳地帯。古くからスロベニア人が居住。8世紀以降,フランク王国,神聖ローマ帝国,オーストリア=ハンガリー帝国などの支配をへて,1918年独立。第二次世界大戦中は枢軸国に占領され,1945年ユーゴスラビア連邦の構成国となった。1991年,クロアチアとともに連邦から分かれて独立。旧ユーゴスラビア連邦の中では,経済が最も発展し,鉄鋼・アルミニウム・機械・繊維などの工業がさかん。2004年,EU(ヨーロッパ連合)に加盟。面積:2.0万km2,人口:203万。
〔国名の由来〕
語の意味は「スラブ人の土地」。6
世紀にこの地に定住したスラブ系スロベニア人にちなむ。
〔国旗の由来〕
3つの星と,
最高峰トリクラビ山に海と川からなる
盾型の
紋章が入る。ユーゴスラビア時代は中央に赤い星があった。