すんぷ【駿府】 静岡(しずおか)市の旧(きゅう)地名。駿河(するが)国(静岡(しずおか)県)の国府(こくふ)がおかれ,鎌倉(かまくら)時代以来(いらい),東海道の宿駅として知られ,戦国(せんごく)時代には今川氏(いまがわし)の城下町(じょうかまち)としてさかえた。ついで徳川家康(とくがわいえやす)の居城(きょじょう)となり,1632年に江戸幕府(えどばくふ)の直轄(ちょっかつ)地とされ,翌年(よくねん),駿府(すんぷ)城代(じょうだい)がおかれた。1869(明治(めいじ)2)年,静岡(しずおか)とあらためた。コーチ 幕府(ばくふ)がたおれたあと,徳川氏(とくがわし)は江戸(えど)から駿府(すんぷ)にうつされ,70万石(ごく)の領地(りょうち)をもつ1大名となった。