せいさいぼう【精細胞】 動物の精子(せいし)形成過程(けいせいかてい)において,精母細胞(せいぼさいぼう)が2回の分裂(ぶんれつ)(減数分裂(げんすうぶんれつ))をへて生じた細胞(さいぼう)。染色体(せんしょくたい)数は半減(はんげん)しているが,まだふつうの細胞(さいぼう)に近い状態(じょうたい)にあり,これが変態(へんたい)して精子(せいし)となる。◇植物の花粉管(かふんかん)内にできる2個(こ)の精核(せいかく)が雄性配偶子(ゆうせいはいぐうし)に相当するという観点(かんてん)から,これを精細胞(せいさいぼう)ということもある。