せいとうしゃ【青鞜社】 明治末期(めいじまっき)から大正初期(しょき)にかけての進歩的(しんぽてき)な女性(じょせい)たちの文芸団体(ぶんげいだんたい)。平塚雷鳥(ひらつからいちょう)・岡本(おかもと)かの子・神近市子(かみちかいちこ)を中心として,1911(明治(めいじ)44)年に月刊雑誌(げっかんざっし)『青鞜(せいとう)』を創刊(そうかん)し,文学活動,女性解放(じょせいかいほう)運動に活躍(かつやく)した。雷鳥(らいちょう)の「元始,女性(じょせい)は太陽であった」の言葉は有名で,「新しい女」として世の注目をあびた。1916(大正5)年,財政難(ざいせいなん)のために解散(かいさん)。◇青鞜(せいとう)の名は,ロンドンの急進的女性(きゅうしんてきじょせい)に使われた「ブルーストッキング」の訳(やく)。