せいめいのきげん【生命の起源】 ロシアの生化学者オパーリンがとなえた生命の起源(きげん)に関(かん)する説(せつ)。生命が地球上にどのようにして存在(そんざい)するようになったかという疑問(ぎもん)には,昔からいろいろな説(せつ)が提唱(ていしょう)されてきたが,今日最(もっと)も広く流布(るふ)されたのは,オパーリンの説(せつ)である。◇オパーリンの主著(しゅちょ)『生命の起源(きげん)』(初版(しょはん)1936年刊(かん))は,今日もなお,地球上の生命の起源(きげん)に関(かん)する,科学的概念(かがくてきがいねん)の基本(きほん)を示(しめ)すものと考えられている。