せかいきしょうきかん【世界気象機関】 世界各国(かっこく)の気象業務(きしょうぎょうむ)の連携(れんけい)・発展(はってん)を目的(もくてき)としてさまざまな国際(こくさい)計画を推進(すいしん)する国際協力機関(こくさいきょうりょくきかん)。略称(りゃくしょう)WMO気象(きしょう)には国境(こっきょう)がないので,気象観測(きしょうかんそく)事業には,国際協力(こくさいきょうりょく)が欠(か)かせない。WMO条約(じょうやく)は1950(昭和25)年発効(はっこう)し,日本は1953年に加盟(かめい)した。その目的(もくてき)は,(1)国際協力(こくさいきょうりょく)の助長,(2)気象情報(きしょうじょうほう)の迅速(じんそく)な交換(こうかん)とその組織(そしき)の確立(かくりつ),(3)気象観測(きしょうかんそく)の標準(ひょうじゅん)化,(4)気象(きしょう)の教育と研究,(5)人間活動に対する気象(きしょう)学の応用(おうよう)などである。