せきたんき【石炭紀】 地質(ちしつ)時代の区分で,古生代の5番目に古い時代。約(やく)3億(おく)5900万年前から2億(おく)9900万年前の時代。イングランドやウェールズ地方の石炭を多くふくむ地層(ちそう)にちなんで名づけられた。有孔(ゆうこう)虫類(るい)が発達(はったつ)し,フズリナは重要(じゅうよう)な示準(しじゅん)化石となっている。三葉虫はすっかり衰退(すいたい)し,昆虫類(こんちゅうるい)のトンボ・ゴキブリ,脊椎(せきつい)動物のサメ類(るい)が繁栄(はんえい)した。植物ではシダ類(るい)が大繁栄(はんえい)し,うろこ木・木性(せい)シダなどの巨木(きょぼく)が大森林をつくり,石炭層(そう)を形成(けいせい)する大きな要因(よういん)となった。