(1)地球の中心を通り,地球の自転軸に垂直な平面が地表を切る線。緯度0度の点をむすんだ,地球の表面を帯のようにとりまく線で,全周はおよそ4万km。ここでの地球の半径は6378kmで,北極から地球の中心までの半径(6357km)より長い。赤道を境として,地球は南半球と北半球に分けられる。
コーチ
赤道
付近では太陽高度が高いため年中高温で,
上昇気流が生じやすく
低圧となるので,
降水量も多い。また,赤道
付近の海洋部では地球の自転の
影響により,赤道海流・赤道反流が流れている。
(2)地球の中心を通り,地球の自転
軸に
垂直な平面が天球と交わってつくる大円(線)。ふつう天の赤道といい,たんに赤道ともいう。
歳差や章動運動のため自転
軸が動き,したがって天の赤道も
刻々その
位置をかえていく。