セシル=ローズ(ジョン=) (1853〜1902)イギリスの植民(しょくみん)地政治(せいじ)家。(南アフリカの)イギリス領(りょう)ケープタウン植民(しょくみん)地にわたり,キンバリー鉱山(こうざん)でダイヤモンドをほりだす仕事で財産(ざいさん)をため,会社をおこし鉱山(こうざん)王となる。また一方で,ケープ植民(しょくみん)地議会(ぎかい)の議員(ぎいん)となり,この地の首相となる。1895年には北部の土地を征服(せいふく)し,自分の名にちなんでローデシア(現在(げんざい)のザンビア,ジンバブエ)と命名している。のち,その極端(きょくたん)な侵略政策(しんりゃくせいさく)が内外で批判(ひはん)され失脚(しっきゃく)した。