*ぜったいおうせい【絶対王政】 ヨーロッパの国々で,中世から近代へうつる時期にあらわれた国王中心の専制政治(せんせいせいじ)。国王の権力(けんりょく)は教会や諸侯(しょこう)からでなく,神から直接(ちょくせつ)あたえられたとする王権神授説(おうけんしんじゅせつ)をとり,官僚制(かんりょうせい)と常備軍(じょうびぐん)を整え,重商主義(しゅぎ)をすすめて政治(せいじ)や宮廷(きゅうてい)の費用(ひよう)をつくった。イギリスのエリザベス1世やフランスのルイ14世などが有名。コーチ 封建(ほうけん)時代の地方分権(ぶんけん)から,国王中心の「国民(こくみん)国家」を形づくり,これが市民革命(しみんかくめい)をへて近代国家に発展(はってん)していったとみることができる。