せんごくさく【戦国策】 中国前漢(ぜんかん)の劉向(りゅうきょう)(紀元(きげん)前77〜前6)の編集(へんしゅう)した書物。戦国(せんごく)時代の思想家たちが,諸国(しょこく)を遊説(ゆうぜい)して説(と)いた言葉を集めている。故事成語(こじせいご)の「蛇足(だそく)」(ヘビの絵に足をかきたした故事(こじ)から,むだなものの意)や「虎(とら)の威(い)をかる狐(きつね)」「漁夫(ぎょふ)の利(り)」などは,この書物からでたもの。また,漢文の試験(しけん)にしばしば出題される。