せんごくぶね【千石船】 木造(もくぞう)の和船の一種(いっしゅ)で,米1000石(ごく)(約(やく)150t)ほどを積(つ)めるもの。弁才(べんざい)船ともいう。江戸(えど)時代に,おもに西国の豪商(ごうしょう)たちによって運航(うんこう)された。沿岸航路(えんがんこうろ)に使われた大型帆船(おおがたはんせん)の代表的(だいひょうてき)なもので,長さ25〜30m,幅(はば)8〜10mほどであった。コーチ 菱垣廻船(ひがきかいせん)・樽廻船(たるかいせん)も,この千石船(弁才(べんざい)船)が使われた。