せんざいわかしゅう【千載和歌集】 平安時代末期(まっき)に後白河法皇(ごしらかわほうおう)(上皇(じょうこう))が藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)に命じてつくらせた歌集。1187年に完成(かんせい)。全20巻(かん),歌の数は約(やく)1280首,四季(しき)・離別(りべつ)・哀傷(あいしょう)・賀(が)・恋(こい)などの9部門に分けてある。歌人では,藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)・和泉式部(いずみしきぶ)・西行(さいぎょう)・藤原公任(ふじわらのきんとう)などがあげられる。◇平安末期(まっき)の歌風をよく代表している歌集である。