せんば【船場】 大阪(おおさか)市中央部にある市内第1の商業・金融(きんゆう)地区。16世紀末(せいきまつ)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)が大阪城下(おおさかじょうか)に町をつくるさい,堺(さかい)の商人などをうつして開発した。同一業種(ぎょうしゅ)の問屋(とんや)が集まって問屋街(とんやがい)をつくり,北浜(きたはま)の証券街(しょうけんがい),丼池筋(どぶいけすじ)・唐物(からもの)町などの繊維街(せんいがい),安堂寺橋(あんどうじばし)通りの金物街(かなものがい)などが有名だが,近年,繊維(せんい)・金物問屋(どんや)などが周辺(しゅうへん)の都市に移転(いてん)し,町のようすは大きくかわった。御堂筋(みどうすじ)・堺筋(さかいすじ)は銀行・商社などが集まる大ビジネス街(がい)となっている。