そう【惣 】 南北朝(なんぼくちょう)の争乱(そうらん)期から室町(むろまち)時代にかけて,畿内(きない)地方を中心に形成(けいせい)された農民(のうみん)の自治組織(じちそしき)。惣村(そうそん)ともいう。有力な名主(みょうしゅ)を中心に団結(だんけつ)して,戦乱(せんらん)から村をまもって農業を進めるために,村掟(むらおきて)をつくり,用水や入会(いりあい)地の管理(かんり),行事などを寄合(よりあい)できめた。