そうたいうんどう【相対運動 】 物体の運動を他の物体の位置(いち)を基準(きじゅん)にして見たもの。物体の運動を論(ろん)じるときには,直接的(ちょくせつてき)にせよ間接的(かんせつてき)にせよ,物体を観測(かんそく)しなければならない。観測(かんそく)された運動はわたしたち自身,観測機器(かんそくきき)あるいは恒星(こうせい)など,つねに基準(きじゅん)になる物体(基準(きじゅん)の座標系(ざひょうけい))に対する相対運動である。この意味では,すべての運動は相対運動である。