ぞうらんき【造卵器】 植物の配偶(はいぐう)体上にできるとっくり状(じょう)の器官(きかん)で,中に卵(らん)を入れている。蔵卵器(ぞうらんき)とも書き,卵器(らんき)または雌器(しき)ともよばれる。紅藻(こうそう)植物・褐藻(かっそう)植物・緑藻(りょくそう)植物などのつくりが簡単(かんたん)なものの場合は生卵器(せいらんき)という。造精器(ぞうせいき)の対語。◇造卵器(ぞうらんき)をもつ植物,たとえばシャジクモ植物・コケ植物・シダ植物などを造卵器(ぞうらんき)植物とよぶことがある。