そこう【粗鋼】 転炉(てんろ)・平炉(ろ)などのふつうの製鋼(せいこう)工程(こうてい)によってつくられた鋼(こう)のかたまりで,板・棒(ぼう)・条(じょう)などの成形(せいけい)品にする前の素材(そざい)。製鋼炉(せいこうろ)でできた鋼(こう)は,鋳型(いがた)に流しこんで鋼塊(こうかい)にしてきたが,近年は,鋼(こう)のほとんどが連続鋳造機(れんぞくちゅうぞうき)で半製品(せいひん)に加工(かこう)されている。鋼(こう)の生産(せいさん)高は,粗鋼(そこう)の生産(せいさん)高でいうことが多い。