ソシュール(ニコラス=) (1767〜1845)スイスの植物生理学者。ジュネーブ生まれで,はじめは地質(ちしつ)学の研究をしたが,植物生理学に興味(きょうみ)をもち,植物に出入りする物質(ぶっしつ)の定量的(ていりょうてき)研究を行った。その結果(けっか),植物は窒素(ちっそ)化合物を根から吸収(きゅうしゅう)すること,放出する酸素(さんそ)と吸収(きゅうしゅう)する二酸化炭素(にさんかたんそ)の量(りょう)は等しいこと,なおかつ二酸化炭素(にさんかたんそ)を分解(ぶんかい)吸収(きゅうしゅう)する結果(けっか)として,植物の重量(じゅうりょう)が増加(ぞうか)することなどを明らかにした。