そぞう【塑像】 彫刻(ちょうこく)技法(ぎほう)の1つで,粘土(ねんど)でつくった像(ぞう)をいう。中国唐(とう)代,わが国の奈良(なら)時代に流行したもの。方法(ほうほう)には2種類(しゅるい)あり,簡単(かんたん)な木の心にわらをまき,その上に粘土(ねんど)で型(かた)をつくるものと,木であらかたの型(かた)をつくり,その上にうすく粘土(ねんど)をぬるものとがある。代表作は法隆寺(ほうりゅうじ)五重塔(ごじゅうのとう)の塑像群(そぞうぐん),東大寺(とうだいじ)法華堂(ほっけどう)の執金剛神立像(しゅこんごうじんりゅうぞう)などである。