そだてるぎょぎょう【育てる漁業】 沿岸(えんがん)海面などでの養殖漁業(ようしょくぎょぎょう),漁礁(ぎょしょう)の設置(せっち)や稚魚(ちぎょ)・稚貝(ちがい)の放流による栽培漁業(さいばいぎょぎょう)などのこと。わが国では,水産資源(すいさんしげん)の減少(げんしょう)にともなって,1960(昭和35)年ごろから「育てる漁業(ぎょぎょう)」を重視(じゅうし)する政策(せいさく)がとられている。養殖漁業(ようしょくぎょぎょう)では,ハマチ・タイなどが中心。ウニ・ホタテガイ・アワビ・ガザミ・クルマエビ・ヒラメ・マダイなどは,大量(たいりょう)に放流が行われている。