そちゅうし【祖沖之】 (429〜500)中国南北朝(なんぼくちょう)時代の数学者,天文学者。円周率(えんしゅうりつ)を3.1415926<π<3.1415927と規定(きてい)し,その近似値(きんじち)として,(密率(みつりつ)),(約率(やくりつ))を発見した。また,従来(じゅうらい)の暦法(れきほう)を改良(かいりょう)した大明暦(たいめいれき)をつくった。◇は113355というおぼえやすい並(なら)びの分数で,その値(あたい)は3.1415929と,πの値(あたい)と小数第6位(い)まで一致(いっち)するすぐれた近似値(きんじち)である。