そてつ【蘇鉄】 暖地(だんち)に自生もするが,多く植えられている常緑低木(じょうりょくていぼく)。茎(くき)は太い円柱形で全面に葉の落ちたあとがある。葉は頂生(ちょうせい)の大型(おおがた)の羽状複葉(うじょうふくよう)。雌雄異株(しゆういしゅ)。花粉(かふん)は雌花(めばな)について花粉管(かふんかん)をのばし,その中に精子(せいし)を生ずる。種子(しゅし)はやや扁平卵形(へんぺいらんけい)で,11〜12月に成熟(せいじゅく)する。外種皮(がいしゅひ)は朱紅(しゅこう)色でつやがあり,中に白色の仁(じん)がある。高さ:1〜5m。花期:6〜8月。分布(ぶんぷ):九州(南部)・沖縄(おきなわ)。(裸子植物(らししょくぶつ) ソテツ目(もく) ソテツ科(か))