ソナタけいしき【ソナタ形式】 楽曲の形式の1つ。楽式上最(もっと)も完成(かんせい)されたもので,一種(いっしゅ)の三部形式から発達(はったつ)したもの。ハイドン・モーツァルト・ベートーベンらがこの形式を完成(かんせい)させた。この構造(こうぞう)は,(1)提示(ていじ)部…第1主題,経過(けいか)部,第2主題をもつ。(2)展開(てんかい)部…提示(ていじ)部にあらわれた2つの主題を発展展開(はってんてんかい)させる部分。(3)再現(さいげん)部…たんなる反復(はんぷく),いろいろ変化(へんか)をあたえつつ提示(ていじ)部を再現(さいげん)する。(4)コーダ(結尾(けつび)部)…終わりを強調する部分,となっている。提示(ていじ)部の前に序奏(じょそう)がつくこともある。