そねざきしんちゅう【曽根崎心中】 近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の浄瑠璃(じょうるり)脚本(きゃくほん)。1703年初演(しょえん)。大阪(おおさか)の平野(ひらの)屋の手代徳兵衛(とくべえ)と遊女お初(はつ)が曽根崎天神(そねざきてんじん)の森で心中した事件(じけん)を脚色(きゃくしょく)したもの。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)は,この作品によって,庶民(しょみん)を主人公とした「世話物(せわもの)」といわれる新しい浄瑠璃(じょうるり)の様式を完成(かんせい)した。