そほうのうぎょう【粗放農業】 一定の耕地(こうち)に労力(ろうりょく)や資本(しほん)をあまりかけないで作物をつくる農業。おもに,耕地(こうち)が広大な地域(ちいき)での大型機械(おおがたきかい)による大農式農業(のうしきのうぎょう),または焼畑農業(やきはたのうぎょう)などの栽培技術(さいばいぎじゅつ)が原始的(げんしてき)な農法(のうほう)がこれにあたる。アメリカ合衆国(がっしゅうこく)・カナダ・アルゼンチン・オーストラリアなどに発達(はったつ)する企業的穀物(きぎょうてきこくもつ)農業は典型的(てんけいてき)な粗放(そほう)農業であるが,機械(きかい)力を駆使(くし)するため高い収益(しゅうえき)をあげている。対集約農業(しゅうやくのうぎょう)