たいおんちょうせつ【体温調節】 恒温(こうおん)動物が外界の温度にかかわらず,体温をほぼ一定にたもつこと。汗腺(かんせん)をもつ哺乳類(ほにゅうるい)では,発汗(はっかん)が重要(じゅうよう)な役割(やくわり)をはたす。暑さに対する調節(ちょうせつ)としては,皮膚(ひふ)の毛細血管(けっかん)を広げて血流量(りょう)を増加(ぞうか)させたり,筋肉(きんにく)の緊張(きんちょう)をゆるめたりして,体熱(たいねつ)の発生をおさえる。寒さに対する調節(ちょうせつ)としては,皮膚(ひふ)の血流量(りょう)を減少(げんしょう)させたり,筋肉(きんにく)を収縮(しゅうしゅく)させたりして体熱(たいねつ)を発生させる。コーチ これらの調節(ちょうせつ)は,間脳(かんのう)の視床(ししょう)下部にある体温中枢(ちゅうすう)によって反射的(はんしゃてき)に行われる。