タイコウチ 水中にすむカメムシ科(か)のなかまで,カマキリ状(じょう)の前あしをもち,泳ぐようすが,まるで前あしで太鼓(たいこ)でも打っているようなしぐさをするので,この名がついた。長い呼吸管(こきゅうかん)をもち,これを水面に出して呼吸(こきゅう)している。オタマジャクシ・小魚を鎌状(かまじょう)の前あしでとらえて,体液(たいえき)をすう。よく似(に)ているのに,ヒメタイコウチがいる。体長(たいちょう):30〜38mm。見(み)られる時期(じき):4〜11月(がつ)。分布(ぶんぷ):本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)・南西諸島(なんせいしょとう)。(昆虫類(こんちゅうるい) カメムシ目(もく) タイコウチ科(か))