*たいしょうデモクラシー【大正デモクラシー】 大正時代におこった民主主義(みんしゅしゅぎ)を要求(ようきゅう)する思想と運動。第1次護憲(ごけん)運動(1912年)から始まり,政党内閣(せいとうないかく)制(せい)と普通選挙(ふつうせんきょ)の実現(じつげん)を主張(しゅちょう)する吉野作造(よしのさくぞう)の民本主義(みんぽんしゅぎ)理論(りろん)に代表される。広くは,この時期の労働(ろうどう)運動・農民(のうみん)運動・社会主義(しゅぎ)運動などもふくめるが,第2次護憲(ごけん)運動(1924年)で普選(ふせん)運動の政治目標(せいじもくひょう)が達成(たっせい)されてからはおとろえた。