だいせきはん【大赤〈斑〉】 木星表面に見られる巨大(きょだい)な赤色のはん点。平均的(へいきんてき)には東西に5万km,南北に2万kmもの大きさがあり,南半球の中緯度帯(いどたい)にある。アメリカ合衆国(がっしゅうこく)のボイジャー号によって,大赤はんは巨大(きょだい)な渦巻(うずま)きで,内部からの上昇(じょうしょう)気流のため周囲(しゅうい)の大気よりももりあがっていることがわかった。赤みをおびた色は,内部からリンをふくむ分子が出ているためと考えられている。◇300年以上存在(いじょうそんざい)している。