だいせんこふん【大仙(山)古墳】 大阪府(おおさかふ)堺(さかい)市にある仁徳天皇(にんとくてんのう)をほうむったとつたえられる前方後円墳(ふん)。正式の名は百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)。仁徳陵古墳(にんとくりょうこふん)ともよばれる。全長486m,高さ30m,3重の堀(ほり)をめぐらした世界最大(さいだい)の墓(はか)で,5世紀(せいき)における国力と天皇(てんのう)の権力(けんりょく)の強さを示(しめ)している。◇盛(も)り土の量(りょう)は約(やく)140万m3強,1日に1000人がはたらいても約(やく)4年かかると計算されている。コーチ かつては仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)ということが多かったが,確証(かくしょう)がないとして,大仙(だいせん)(山)古墳(こふん)や大仙陵(だいせんりょう)という呼称(こしょう)が用いられたり,仁徳陵古墳(にんとくりょうこふん)とよばれたりしている。