だいちょうきん【大腸菌】 ヒトなどの哺乳類(ほにゅうるい)の結腸(けっちょう)に寄生(きせい)している細菌(さいきん)。好気性(こうきせい)のかん菌(きん)。腸(ちょう)内にあるときは病原性(せい)はないのがふつうで,他の臓器(ぞうき)に入ると病原性(せい)をもち,ぼうこうではぼうこう炎(えん),じんうではじんう炎(えん)をおこす。便(べん)とともに大量(たいりょう)に排出(はいしゅつ)されるので,食品や水などにこの菌(きん)が多く検出(けんしゅつ)される場合には,大便(だいべん)による汚染(おせん)が考えられる。(細菌(さいきん) 分裂菌類(ぶんれつきんるい) 真正細菌(しんせいさいきん)目)コーチ 分子遺伝(いでん)学の実験(じっけん)に使われ,また,遺伝子(いでんし)工学ではヒトのインスリンや成長(せいちょう)ホルモンの生産(せいさん)に使われる。