たいまとりしまりほう【大麻取締法】

タイマ（大麻）の栽培(さいばい）や，所持(しょじ）・譲渡(じょうと）などの取扱(とりあつか）いについて定めた法律(ほうりつ）。1948（昭和23）年7月制定(せいてい）。タイマの栽培(さいばい）や取扱(とりあつか）いを，免許(めんきょ）を受けた者以外(いがい）は禁止(きんし）するのが基本的(きほんてき）な目的(もくてき）。タイマは本来，茎(くき）から繊維(せんい）をとるために園芸作物(えんげいさくもつ）として栽培(さいばい）されるが，花や葉，樹脂(じゅし）が麻薬(まやく）として使われるため，そうした不正使用(ふせいしよう）を防(ふせ）ぐために免許制(めんきょせい）の栽培(さいばい）になっている。この法律(ほうりつ）は，タイマを麻薬(まやく）として禁止(きんし）するものではなく，あくまでも無免許(むめんきょ）での栽培(さいばい）・取扱(とりあつか）いを禁止(きんし）するもので，したがって，所持(しょじ）していない状態(じょうたい）での「吸引(きゅういん）」のみについては罰則(ばっそく）の規定(きてい）はない。タイマ