たいようのないまち【太陽のない街】 徳永直(とくながすなお)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)。1929(昭和4)年発表。東京小石川(とうきょうこいしかわ)(現在(げんざい)の文京(ぶんきょう)区)の谷間の町に住む印刷労働(いんさつろうどう)者が,巨大(きょだい)な資本(しほん)をもつ会社を相手に,血みどろになってぶつかっていく大ストライキをえがく。プロレタリア文学(労働(ろうどう)者の立場に立って,その感情(かんじょう)・思想・要求(ようきゅう)を主張(しゅちょう)する文学)の代表作。