米ソの冷戦中,資本主義をとなえる勢力と社会主義・共産主義をとなえる勢力が対立しておこった地域紛争。第二次世界大戦後,アメリカを中心にした資本主義の国々と旧ソ連を中心にした社会主義・共産主義の国々はそれぞれに結束をした。一方,大戦後は民族の独立がおこり,独立の過程で,資本主義と社会・共産主義とのイデオロギーの対立がおきたり,対立勢力の一方に資本主義の国が,他方に社会主義・共産主義の国がつくといったことがおき,一歩まちがえれば米ソ両陣営の全面戦争につながる危険をはらむ紛争もおきた。◇朝鮮戦争・ベトナム戦争・キューバ危機・アフガン紛争・アンゴラ内戦などは,代理戦争の例である。