*たいりゅう【対流】 (1)熱(ねつ)が,液体(えきたい)や気体の運動にともなってつたえられる現象(げんしょう)。熱(ねつ)の移動(いどう)のしかたの1つ。(2)気象(きしょう)では,熱(ねつ)の移動(いどう)をおこす大気の運動自身を対流ということが多い。水平方向に一様な温度の大気を一部であたためると空気は膨張(ぼうちょう)し,まわりの空気より軽くなって上昇(じょうしょう)する。上昇(じょうしょう)したあとにつめたい空気が流れこんで,ふたたび熱(ねっ)せられて上昇(じょうしょう)する。これが対流である。