たいわんしゅっぺい【台湾出兵】 1874(明治(めいじ)7)年,日本が台湾(たいわん)を攻(せ)めた事件(じけん)。征台(せいたい)の役(えき)ともいう。琉球(りゅうきゅう)(沖縄(おきなわ))の漁民(ぎょみん)が清(しん)(中国)の領土(りょうど)である台湾(たいわん)に漂着(ひょうちゃく)して先住民(せんじゅうみん)に殺害(さつがい)されたのが原因(げんいん)。日本は琉球(りゅうきゅう)を自国の領土(りょうど)とみなす立場から,清(しん)に対してこの事件(じけん)の責任(せきにん)を問い,台湾出兵(たいわんしゅっぺい)を断行(だんこう)。イギリスの調停(ちょうてい)で日本は清(しん)から賠償(ばいしょう)金を受け取り,兵(へい)を引きあげた。