*だえき【〈唾〉液】 だ液腺(えきせん)から口腔(こうこう)内に分泌(ぶんぴつ)される消化液(えき)。つばのこと。無味(むみ)・無臭(むしゅう)・無色(むしょく)でやや粘性(ねんせい)がある。pH6〜7。ヒトでは1日平均(へいきん)1〜1.5Lくらいが分泌(ぶんぴつ)される。ほとんどは水であるが,消化酵素(こうそ)としては炭水化物分解酵素(ぶんかいこうそ)であるだ液(えき)アミラーゼ(プチアリン)をふくみ,少量(しょうりょう)のマルターゼ・リパーゼなどの酵素(こうそ)や無機塩類(むきえんるい)なども入っている。コーチ だ液(えき)は自分でとりだせるので,デンプンのりなどを用いた,酵素(こうそ)の働(はたら)きの実験(じっけん)に使われる。